【徹底解説】住友林業の標準仕様｜洗面台を解説【2024年 最新仕様】

  実際に住友林業との打ち合わせを進める中でわかってきたことも多く、契約前に選べる仕様のことは知っておきたかったな…と勉強不足を後悔することも多々ありました。

私たちの後悔も踏まえ、この記事では住友林業で選べる「洗面台・洗面カウンター」の最新仕様について解説していきます。

住友林業で選べる「仕様」とは？

  住友林業で呼ばれている「仕様」は大きく分けて、①標準仕様、②推奨仕様、③提案仕様の３つがあります。

標準仕様とは？

標準仕様とは、ハウスメーカーと設備メーカーの提携により割引価格で導入できる設備のこと。

例えば住友林業のキッチンではTOCLASのコラージアやLIXILのリシェルSIなどが割引価格で選べますが、一般販売のものより仕様の組み合わせの幅が少ないのが特徴です。

  仕様にない組み合わせを選ぶと割引価格が外れるため、思っていた色の組み合わせができない…なんてことがないよう、契約前にパンフレットに目を通しておくことが重要です。

推奨仕様とは？

標準仕様の中でも本体価格から差額なしで採用できる設備のこと。
他のハウスメーカーやSNSでよく言われる「標準」とは、この「推奨仕様」のことを示すことが多いです。

提案仕様とは？

標準仕様の中でも本体価格から金額追加で採用できる設備のこと。
他のハウスメーカーやSNSでよく言われる「オプション」とは、この「提案仕様」のことを示すことが多いです。

  提携商品であるため、一般販売のものより追加費用は抑えられています。

標準仕様になくても割引が狙える

標準仕様の上位グレードにあたる製品では住友林業の割引価格で導入できることもあります。
例えばLIXILの高級システムバス「スパージュ」やTOTOの「シンラ」など。

  導入予定の方は、担当営業経由でショールームの予約をすることで、その場で見積を出していただけます。

住友林業で選べる洗面台の種類

標準仕様で選べる洗面台は4種類

住友林業の標準仕様で選べる洗面台は4つのメーカーから選べます。

1. TOTO（HETD）
2. LIXIL（HCID、SCID）
3. 永大産業（PAED）
4. 住友林業クレスト（PBCD、HCCD、HECD、HGCD、HCCT）

洗面台の選び方

標準の洗面台は各社特徴がはっきりしており、「普段の使い方」が一番のポイント。

例えば座りながら身支度したいのであれば住友林業クレストか永大産業。使用後の掃除が面倒な方はTOTOかLIXILが最適かなと思います。

幅の変更は提案仕様になる

カタログにあるようなワイドな洗面台は提案仕様になることが多いので注意が必要です。

例えばLIXILでは900mm幅（W900）が推奨仕様で、W1650を採用しようとすると税込26万円ほどの追加費用がかかります。

掃除をとにかく快適に｜TOTO

TOTOからは「HETD」シリーズという洗面台が提供されています。

 「清潔感」を重視した仕様が特徴的な、TOTOらしい洗面台です。

掃除の快適さを重視した推奨仕様

TOTOの特徴は、水栓と水圧調整のレバーがシンクではなく上部のカウンターについている「お掃除ラクラク水栓」。
手洗い後に水栓廻りが水たまりになってしまうことがない、快適仕様です。

また、シンク自体がかなりの広さがあるため使いやすく、タッチレスのLED照明が推奨仕様で選べるのも魅力的。

ワイド幅も推奨仕様で選べる

選べる幅はW750、W900、W1200で選択肢は少ないものの、いずれも推奨仕様で選ぶことができます。
他メーカーだと提案仕様扱いになることが多い中、良心的な設定です。

カラープランは淡い色合いが中心

カラープランは清潔感あるナチュラルカラーが多く、スタイリッシュ空間には向かない印象です。

より快適さを目指すなら提案仕様

タッチレス水栓や鏡の操作が楽になるスウィング三面鏡、専用キャビネットはいずれも提案仕様です。

TOTOの洗面台であれば、タッチレス水洗はぜひ採用したいオプションです。

魅力のスタイリッシュデザイン｜LIXIL – HCID

LIXILからは、「HCID」と「SCID」の2種類の洗面台が提供されています。

  HCIDはデザイン性、SCIDは快適さを重視した仕様が特徴的な洗面台です。

シンプルで機能的な推奨仕様

これといった特徴はないものの、推奨仕様のブラックフレームに加え、幅広のシンク、フルスライドの収納など、他メーカーにはないデザイン性がありつつも、機能性も確保しています。

カラープランはモダンな色合い

カラープランは木質感のある大人な色合いに加えて、ホワイトも用意されています。

フレームはブラックが推奨仕様、一般的なホワイトは提案仕様になっています。

ホテルライクな空間づくりができる提案仕様

W1650ではホテルで見かけるダブルボウルを提案仕様で選べるのも魅力の一つ。
デザイン性も素敵ですが、朝の混雑回避もできる、おすすめ仕様です。

縦方向の照明がスタイリッシュなフェイスライトや、流行りの背面タイル、自動水栓も提案仕様で選べます。

シンプル × 快適なスマート洗面｜LIXIL – SCID

2024年から登場したのが、LIXILの「SCID」シリーズです。

  HCIDと打って変わり、SCIDは快適さを重視した仕様が特徴的な洗面台です。

快適さを追求した仕様

TOTOと同様に、水栓とレバーがカウンター上部についた「キレイアップ水栓」や一体型のシンクは推奨仕様で選ぶことができます。

タッチレス水洗やキャビネットは提案仕様となっています。

カラーバリエーションはシックな色が中心

住友林業の家に合うナチュラル、ブラウン色に加え、モノトーンカラーも選ぶことができます。

高級感あふれる石調天板｜永大産業

永大産業からは、住友林業オリジナルの「PAED」シリーズが展開されています。

フロースタイルや大理石カウンターといった高級感が特徴的な洗面台です。

高級感あふれる魅力の仕様

永大産業の洗面台は浮いているように見えるフロートスタイル。
カウンターは人造大理石「フィオレストーン」を採用しており、質感が素晴らしいです。

カラープランは幅広いデザインに対応

カラープランは住友林業の家に合う木目感の強いナチュラル、ブラウン、グレー、加えてブラック、ホワイトといった幅広い色を推奨仕様で選べます。

提案仕様は、ヨーロピアンなライン装飾の入ったホワイト、ターコイズブルーの2種類。

2台をつなげてダブルボウルも可能

提案仕様のW1680では洗面台2台をつなげたような外観になるものの、実質ダブルボウルにすることも可能です。

さらにW1680ではスツールを収納できるオープンボックス仕様を提案仕様で選択できるのもポイント。

ホテルライクな造作風洗面｜住友林業クレスト – PBCD

2024年から登場したのが、住友林業クレストの「PBCD」シリーズ。

  住友林業クレストからは複数の洗面が提供されてますが、とくにホテルライクな造作風のデザインが魅力の洗面台です。

スタイリッシュなフロートデザイン

PBCDは足元にくぼみのある、スタイリッシュなフロートデザインが特徴的。

サイズは幅900mm、1225mm、1680mmの３種類。1680mmのみダブルボウルを選択可能です。

足元の台輪は木材だけでなくホワイトやブラックも選ぶことができます。

キャビネット下に配置されたスイッチ＆コンセントは丁度ミラーの裏側になるように配置してあり、正面から見えない仕様になっています。

ちなみにミラー・キャビネットは「なし」も選ぶことができます。

ホテルライクな設計が標準仕様で選べる

汚れの沁みにくい人工大理石を採用し、カウンターと天板に継ぎ目のないデザインで、ホテルライクな邸宅に最適な仕様となっています。

シンクのカラーはホワイトとグレーの2種類から選択できます。

水栓は立水栓タイプと壁出水栓タイプの2種類から選べます。

なかでも壁出水栓タイプはデザイン性と、付け根に汚れがたまりにくいメンテナンス性を両立したおすすめ仕様。

ただし、TOTOの壁付けタイプとは異なり吐水部の引き出しはできないので注意。

水栓やハンドルはシルバーとブラックの2種類が用意されています。

シルバーが推奨仕様、ブラックが提案仕様となっています。

ミラー下からふわっと手元を照らす暖色照明があるのも特徴のひとつ。

照明本体が見えないすっきりとしたデザインとなっているため、ホテルライクな演出に最適です。

本物の木を使ったこだわり外装

カラープランは住友林業の床材に合わせた木目柄と単色が計10パタン用意されています。

木目柄はアッシュ、オーク、チェリー、チーク、ウォルナット、ブラックグレイン、ホワイトグレインの7パタン。

単色はマットホワイト、グレージュ、ダークグレーの3パタン。

素材にこだわった上質洗面｜住友林業クレスト – HCCD

住林林業のグループ会社、住友林業クレストの洗面台「HCCD」シリーズ。

  なかでもHCCDは住友林業らしく素材感にこだわった洗面台です。

木をふんだんに使った贅沢な仕様

ほかの商品と比べて天然木の突板がフレーム全体に使われている贅沢な仕様が魅力的。

ボウルはスクエア型となっており、収納ボックス付きの1面鏡も推奨仕様で付属しています。

提案仕様でダブルボウルや3面鏡にも対応しています。

本物の木を使ったこだわり外装

カラープランは天然木の突板を使用した上質感抜群なラインナップ。
アッシュ、オーク、チェリー、チーク、ウォルナットといった床材の色味と合わせることができるのが魅力的です。

住友林業クレストの洗面台はどのシリーズでも共通でこのカラープランを選択できます。

オープンタイプが選べる｜住友林業クレスト – HECD

こちらは住友林業クレストのオリジナル洗面台「HECD」シリーズ。

  キャビネットにスツールを収納できるオープンタイプが魅力の洗面台。

推奨仕様でオープンスタイルを選べる

キャビネットの一部がくりぬかれており、スツールに座りながら作業ができるオープンスタイルが推奨仕様になっている嬉しい商品。

洗面ボウルは丸形とスクエア型の2種類、カウンターは白色の人工大理石と天然木突板の2種類を選べます。

本物の木を使ったこだわり外装

カラープランは天然木の突板を使用した上質感抜群なラインナップ。
アッシュ、オーク、チェリー、チーク、ウォルナットといった床材の色味と合わせることができるのが魅力的です。

住友林業クレストの洗面台はどのシリーズでも共通でこのカラープランを選択できます。

使いやすさと上品さを演出｜住友林業クレスト – HGCD

こちらは住友林業クレストのオリジナル洗面台「HGCD」シリーズ。

使いやすい一体型ボウルと主張の少ない上品なデザインの洗面台です。

湾曲デザインの一体シンクが推奨仕様

推奨仕様で選べるのは、湾曲したデザインの一体シンク「ストリームカウンター」や、フェイスミラー付きの大収納３面鏡、収納キャビネット。

水栓は手入れがしやすい位置にあり、スイッチ式電動水栓は提案仕様で選択できます。

本物の木を使ったこだわり外装

カラープランは天然木の突板を使用した上質感抜群なラインナップ。
アッシュ、オーク、チェリー、チーク、ウォルナットといった床材の色味と合わせることができるのが魅力的です。

住友林業クレストの洗面台はどのシリーズでも共通でこのカラープランを選択できます。

ただいま手洗いならこれ｜住友林業クレスト – HCCT

住友林業クレストからはセカンドドレッサー「HCCT」シリーズも展開されています。

天板は木材と白色のメラミンカウンターの2色が展開され、フレームは他洗面台と同じく突板が使用された贅沢な洗面台となっています。

住友林業の家にぴったりな木質感と上品さのあるお手洗いです。

この記事のまとめ

住友林業の洗面台はメーカーごとに一長一短がある特徴的なラインナップ。

デザイン性はもちろんですが、普段使いの利用イメージから選択するのが良い気がします。